1枚のNIC(ネットワークカード)に複数のIPアドレスを設定する方法(FreeBSD)

一時的にIPアドレスを設定する方法
IPアドレスを永続的に設定する方法
[参考記事] Windowsで1枚のNIC(ネットワークカード)に複数のIPアドレスを設定する方法
[参考記事] Linuxで1枚のNIC(ネットワークカード)に複数のIPアドレスを設定する方法

一時的にIPアドレスを設定する方法

FreeBSDでは、ifconfig aliasコマンドで、複数のIPアドレスを割り当てることができます。

# ifconfig 【デバイス名】 down
# ifconfig 【デバイス名】 alias 【IPアドレス】 netmask 【サブネットマスク】
# ifconfig 【デバイス名】 up

このときSSHで接続している場合は、fxp0など接続中のデバイスのIPを変更してしまうと、SSHのネットワークが切れます。

ifconfigで動作確認

# ifconfig
fxp0: flags=8843 mtu 1500
        inet 192.168.11.10 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.11.255
        inet 192.168.11.11 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.11.255
        ether 08:00:27:11:51:ad
        media: autoselect (100baseTX) status: active
        supported media: autoselect 100baseTX <full-duplex> 100baseTX 10baseT/UTP <full-duplex> 10baseT/UTP

この設定は一時的な設定のため、サーバの再起動やネットワークの再起動をすることで元の設定に戻ります。

IPアドレスを永続的に設定する方法

再起動をしても設定を残したいときには、設定ファイル/etc/rc.confでの設定をします。

ifconfig_${LANカード名}_alias${アリアス番号}="inet ${IPアドレス} netmask ${ネットマスク}"
  LANカード名:   fxp0, fxp1, lnc0, ed6など
  アリアス番号:  0から始まる数字

192.168.11.10のIPアドレスを使っているfxp0に対して、192.168.11.11と、192.168.11.12を追加する場合は、rc.confファイルの以下の行を修正します。

# vi /etc/rc.conf
network_interfaces="fxp0 lo0"
ifconfig_fxp0="inet 192.168.11.10 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_fxp0_alias0="inet 192.168.11.11 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_fxp0_alias1="inet 192.168.11.12 netmask 255.255.255.0"

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