memcachedのインストール
[参考記事] memcachedとは
[参考記事] Windowsにmemcachedをインストールする方法
[参考記事] PHPでmemcachedを使用する(memcacheライブラリ)
[参考記事] Rubyでmemcachedを使用する(memcache-client)
[参考記事] Perlでmemcachedを使用する(Cache::Memcachedモジュール)
公式サイト
libevent公式サイト
Linuxの場合、memcachedのインストールにはlibeventが必要になります。
libeventのインストール
yumでインストール
yum -y install libevent yum -y install libevent-devel
ソースからインストール
libevent公式サイトよりファイルのダウンロードURLを調べます。
wget http://www.monkey.org/~provos/libevent-1.4.13-stable.tar.gz tar zxvf libevent-1.4.13-stable.tar.gz -C /usr/local/src cd /usr/local/src/libevent-1.4.13-stable/ ./configure make make install
libeventが入っていないと、memcachedのインストール時に次のエラーが出ます。
checking for libevent directory... configure: error: libevent is required. You can get it from http://www.monkey.org/~provos/libevent/
memcachedのインストール
yumでインストール
yum -y install memcached
ソースからインストール
公式サイトよりファイルのダウンロードURLを調べます。
wget http://memcached.googlecode.com/files/memcached-1.4.4.tar.gz tar zxvf memcached-1.4.4.tar.gz -C /usr/local/src cd /usr/local/src/memcached-1.4.4/ ./configure make make install
memcachedの起動
memcachedはroot権限での実行はできません。
root以外のユーザにsuしてから起動します。
memcached -d -m 64 -p 11211
またroot権限で、実行ユーザ権限を指定して起動することもできます。
memcached -d -m 64 -p 11211 -u ユーザ名
root権限で実行ユーザ権限を指定しなかった場合は次のようなエラーが出ます。
can't run as root without the -u switch
次のようなエラーが出た場合にはlibeventの共有ライブラリにパスが通っていません。
memcached: error while loading shared libraries: libevent-1.4.so.2: cannot open shared object file: No such file or directory
次のコマンドで環境変数のパスを通します。
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib/
起動オプション
-d
デーモンモードでmemcachedを起動する。
-m 【キャッシュメモリ容量】
キャッシュメモリ容量を指定する。デフォルトは64(単位はMB)。
-l 【待ち受けネットワークインタフェース】
待ち受けネットワークインタフェースを指定する。デフォルトはINDRR_ANY。127.0.0.1などを指定する。
-p 【TCP待ち受けポート】
TCP待ち受けポート番号を指定する。デフォルトは11211。
自動起動
initスクリプトを/etc/rc.d/init.d/memcachedに作成する。
#!/bin/bash # # memcached # # chkconfig: 345 80 20 # description: memcached TARGET=memcached DST_BIN=/usr/local/bin/${TARGET} EXEC_USER=memcached CACHE_SIZE=64 start() { echo -n "Starting ${TARGET}: " ${DST_BIN} -d -u ${EXEC_USER} -m ${CACHE_SIZE} echo } stop() { echo -n "Shutting down ${TARGET}: " killall ${TARGET} echo } case "$1" in start) start ;; stop) stop ;; restart) stop start ;; *) echo "Usage: `basename $0` {start|stop|restart}" >&2 exit 1 esac exit 0
サービスの起動確認をします。
service memcached start
サービスを登録します。
chkconfig --add memcached
サービスが登録されているか確認します。
chkconfig --list memcached
memcached 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off
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