相対配置要素の位置指定に負の値を使用できない
症状
相対配置を行う場合の位置指定プロパティ(left, right, top, bottom)に負の値を指定すると無視されてしまう。
例示
<style type="text/css"> div#a { border-left: 3px solid red; } div#b { border-width: 3px 3px 3px 0; border-style: solid; border-color: blue; background: aqua; width: 100px; float: left; position: relative; left: -3px; } div#c { margin-left: 120px; } </style> <div id="a"> <div id="b">B</div> <div id="c">C<br>C</div> </div>
B
C
C
C
id属性にbが指定されたdiv要素は、id属性にaが指定されたdiv要素の左ボーダーを隠すように、相対配置で左へ3px移動させています。
スクリーンショット
WinIE6.0での表示(標準モード)
補足
マージンに負の値を指定することでこのバグを回避できます。ただし、WinIEでは指定値以上のマージンがとられてしまうようです。
div#d { border-width: 3px 3px 3px 0; border-style: solid; border-color: blue; background: aqua; width: 100px; float: left; margin-left: -3px; } <div id="a"> <div id="d">D</div> <div id="c">C<br>C</div> </div>
D
C
C
C
※id=a, id=c のdiv要素のスタイルは前出の例での指定と同じです。
修正状況
MacIE5で不具合の発生が確認されたようです。
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