Plots(耕地)の作成 各パラメータの詳細説明

Plot Size(耕地容量)
Plot Count(耕地数)
詳細設定
 RAM max usage(最大使用RAM)
 Number of threads(スレッド数)
 Number of buckets(バケツ数)
 Queue Name(キュー名)
Select Temporary Directory(一時ファイルのディレクトリを選択)
 Select 2nd Temporary Directory(2つ目の一時ファイルのディレクトリを選択)
Select Final Directory(最終ディレクトリを選択)

[参考記事] plots createコマンドのヘルプ

Plot Size(耕地容量)


101.4GiB(K=32, temporary space:239GiB)を選びます。
K=25は使えません。
K=33以上を選択すると、容量が大きくなります。
K=32はいつか使用できなくなりますが、2026〜2031年まではK=33への移行はありません。

101.4GiBプロットには、公式には最大350GiBの一時ファイルが作成されるとされていますが、実際には260〜280GiBの空き容量で1つのプロットを実行することができます。

Plot Count(耕地数)


一度の実行で何個Plotを作成するかを選びます。
Plot in Parallel(並列処理で耕す)を選ぶと、実行直後に選択した数のPlotを作り始めます。
Add Plot to Queue(耕地をキューに追加)を選ぶと、1つが完了したら次へと順にPlotを作り始めます。
(Add Plot to Queueを選んで、複数回Plot作成をしたほうが良いです)

詳細設定

詳細設定を表示すると、細かい設定ができます。

RAM max usage(最大使用RAM)

メモリをどれだけ使うかを指定します。
3390MiBで特に問題はありません。
公式でも記載されていますが、大きなメモリを割り当てても意味がありません。
メモリ確保をして動作を行うため、同時にPlotしているRAM max usageの合計が、PCに搭載されているメモリ容量を超すとPlotが止まります。

Number of threads(スレッド数)

CPUのスレッドをいくつ使うかを指定します。
2以上が推奨されます。1だとかなり時間がかかります。
複数Plotを実行する場合は、合計がCPUのスレッド数を超えないようにします。
この数値はPlotのフェーズ1のみに影響します。
[参考記事] ChiaのPlot(耕作)中の各フェーズの動作

LinuxではCPUのスレッド数は下記のコマンドで調べられます。

fgrep 'processor' /proc/cpuinfo | wc -l

Number of buckets(バケット数)

128が推奨です。

Queue Name(キュー名)

実行するキューに名前を付けます。
複数Plotを実行するときの識別となります。

Disable bitfield plotting(ビットフィールドを使わずに耕す)

ビットフィールドを無効にする。

ビットフィールドを有効にすると書き込み総量を10%近く減らせます。
このため一時ディレクトリがHDDのように比較的遅いストレージの場合は速度が速くなります。
ただし使用されるメモリ量は増加します。
書き込み総量は、ビットフィールド有効時は1.6TiB、無効時は1.8TiBです。

また、古いCPUではビットフィールドを有効にしても効果がないこともあります。

Exclude final directory(最終ディレクトリを除外)

最終ディレクトリへの追加をスキップします。
plotファイルを最終ディレクトリに移動するのをスキップするという意味ではありません。

Exclude final directoryの指定がない場合、plotを開始すると最終ディレクトリがplot addで監視対象へ追加されます。

Exclude final directoryの指定がある場合、plot addの動作が除外されます。
plotファイルを指定された最終ディレクトリにrenameで移動した後、公開するplotリストへのディレクトリ登録をしないということです。

Select Temporary Directory(一時ファイルのディレクトリを選択)


一時ファイルのディレクトリを選択します。
Plotにかかる時間に大きく影響する要素です。
高速な読み書きができるストレージのフォルダを選択します。
フォルダ名に日本語文字があると動作しません。
WindowsでHDDを使用する場合、最終ディレクトリと同じストレージを指定すると断片化が発生して遅くなります。
一時ファイルはPlotファイルが作成されると削除されるため、別のストレージを指定していれば断片化は発生しません。

Select 2nd Temporary Directory(2つ目の一時ファイルのディレクトリを選択)

詳細設定を表示すると、2つ目の一時ファイルのディレクトリ設定ができます。
2つ目の一時ファイルのディレクトリはフェーズ3と4で使用されます。
[参考記事] ChiaのPlot(耕作)中の各フェーズの動作

一時ファイルを圧縮する際に使われるので、このディレクトリを指定したからといって一時ディレクトリで使用される容量が減るわけではありません。
ストレージのアクセスを分散させるためのものなので、同一のストレージを指定しても意味がありません。

Select Final Directory(最終ディレクトリを選択)


Plotファイルの最終的な出力先を選択します。
大容量のストレージを選択します。
フォルダ名に日本語文字があると動作しません。

最終ディレクトリは、複数管理できるので大きな1つのディレクトリでなくてもかまいません。
[参考記事] chia plots add プロットのディレクトリの追加

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