Raspberry Pi Zero WHのチップ・無線LANアンテナ(大きなチップはCPUではありません)

Raspberry Pi Zero W、Raspberry Pi Zero WHのチップの詳細や無線LANアンテナ・Bluetoothアンテナの位置です。

[参考記事] Raspberry Pi 4 Model Bのチップ・無線LANアンテナ
[参考記事] Raspberry Piの各モデルスペック比較
[参考記事] Raspberry Piの選び方・用途別のおすすめモデル

Raspberry Pi Zero Wは、Raspberry Pi Zeroに無線LANとBluetoothを付けたモデル
Raspberry Pi Zero WHは、Raspberry Pi Zero WにGPIOピンヘッダをハンダ付けしたモデル

基盤は下のようになっています。


チップ

一番目立つ大きなチップはCPUではなく、メモリです。
この画像ではマイクロンメモリのものがついていますが、初期の生産ロットにはエルピーダのロゴが書かれています。
エルピーダはマイクロンメモリの旧社名です。

CPU、GPUなどがまとまったSoCチップは、メモリの下にあるため直接見ることはできません。
このためヒートシンクを取り付けてもあまり冷却効果はありません。

三角(公式には台形)の銅箔部分が無線LANとBluetoothのアンテナです。
無線LANは2.4GHz、Bluetoothも2.4GHzなので共存できるようです。

このアンテナ部分採用までのいきさつは公式のページにまとめられています。
Wireless wonder: The new Pi Zero W antenna design

“The Raspberry Pi 3 antenna is a surface-mount component,” explains Roger, “whereas the Zero W antenna is a resonant cavity which is formed by etching away copper on each layer of the PCB structure.”
「ラズベリーパイ3アンテナは表面実装コンポーネントです。一方、ゼロWアンテナは、PCB構造の各層の銅をエッチングで除去することによって形成される空洞共振です。」とロジャーは説明します。
The technology is licensed from a Swedish company called Proant (you can see the credit on the reverse of the Zero W board).
この技術は、Proantと呼ばれるスウェーデンの会社からライセンス供与されています(クレジットはZero Wボードの裏側にあります)。

空洞共振器になっているようです。

電圧レギュレータはPAM2306AYPKEです。

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