SetFont - フォント設定
SetFont
SetFont(string family [, string style [, float size]])バージョン
1.0説明
文字列を出力する際のフォントを設定します。 文字列を出力する前に必ず1回はこのメンバ関数をコールしないと、ドキュメントは無効になります。フォントは標準のものでも、AddFont()メンバ関数によって追加されたフォントでも良いです。 標準フォントはWindowsのcp1252(Western Europe)エンコーディングを使います。
このメンバ関数は最初のページが生成される前にコールした場合、 (その後生成する)すべてのページにその設定が引き継がれます。
カレント(現在の)フォントサイズだけを変更したい場合、単純にSetFontSize()メンバ関数をコールする方が簡単です。
注意: 標準のフォントを利用する場合、フォント定義ファイル(font metric files)の参照が可能である必要があります。 これを行うには3種類の方法があります。
- (実行するスクリプトが存在する同じ)カレント(現在の)ディレクトリに配置する
- include_path パラメータによって指定された(複数の)ディレクトリの中のひとつに配置する
- FPDF_FONTPATH 定数によって定義されたディレクトリに配置する
define('FPDF_FONTPATH','/home/www/font/'); require('fpdf.php'); |
もし指定したフォントが見つからない場合、"Could not includefont metric file"というエラーが表示されます。
パラメータ
familyフォント(ファミリー、群)。 AddFont()メンバ関数によって定義した名前か、以下の標準のものを指定できます。(完全一致する必要があります):style空文字をセットすることもできます。その場合、カレント(現在の)フォントが利用されます。
- Courier 等幅(fixed-width)
- Helvetica or Arial (両方とも sans serif)
- Times (serif)
- Symbol (symbolic)
- ZapfDingbats (symbolic)
フォントスタイル。 指定できる値(完全一致する必要があります):sizeまたは、上記の任意の組み合わせ。 デフォルトの値は、標準(regular)になります。 太字(bold)、斜体(italic)はSymbol と ZapfDingbatsには適用されません。
- 空文字: 標準(regular)
- B: 太字(bold)
- I: 斜体(italic)
- U: 下線付(underline)
フォントサイズ(ポイント)。
デフォルトの値はカレント(現在の)サイズになります。 もしドキュメントの開始以降1回もサイズが指定されていない場合、12ポイントに設定されます。
例
//Times regular 12 $pdf->SetFont('Times'); //Arial bold 14 $pdf->SetFont('Arial','B',14); //boldを取り除く $pdf->SetFont(''); //Times bold, italic and underlined 14 $pdf->SetFont('Times','BIU'); |
参照
AddFont(), SetFontSize(), Cell(), MultiCell(), Write().関連記事
- AcceptPageBreak - 自動改ページの設定
- AddFont - フォントをセットします。
- AddLink - 内部リンク(ページ内のリンク)を生成します。
- AddPage - 新規ページ追加
- AliasNbPages - ページ番号のエイリアスを定義
- Cell - 表(セル)を表示します。
- Close - ドキュメントの終了
- Error - 致命的エラー
- Footer - ページフッタ
- FPDF - コンストラクタ
- GetStringWidth - 文字列の長さを計算する
- GetX - カレント(現在の)x座標を調べる
- GetY - カレント(現在の)y座標を調べる
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- Image - 画像出力
- Line - 線を描画する
- Link - リンクをセットする
- Ln - 改行
- MultiCell - 文章を改行して出力
- Open - ドキュメントを生成
- Output - ドキュメントを保存する、または送信する
- PageNo - ページ番号
- Rect - 長方形を描画する
- SetAuthor - ドキュメントの製作者をセットする
- SetAutoPageBreak - 自動改ページモードを設定する
- SetCompression - 圧縮するかどうかのon/off設定
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- SetDisplayMode - 表示モードの設定
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- SetFontSize - フォントサイズ指定
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- SetLeftMargin - 左マージン指定
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- SetMargins - 複数マージン指定
- SetRightMargin - 右マージン指定
- SetSubject - ドキュメントの主題(Subject)設定
- SetTextColor - テキストの描画色指定
- SetTitle - ドキュメントのタイトル設定
- SetTopMargin - 上マージン指定
- SetX - カレント(現在の)x座標を設定します
- SetXY - カレント(現在の)x座標、y座標を設定します
- SetY - カレント(現在の)y座標を設定します
- Text - 文字列を出力
- Write - 文章を整形出力
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