PostfixサーバからGmailサーバへメールを送信できない場合の対処法

PostfixサーバからGmailサーバへメールを送信すると、次のようなエラーが発生して送信できない場合があります。

Apr 18 06:13:03 localhost postfix/smtp[26934]: C29FE1DC04FE: to=, relay=ASPMX.L.GOOGLE.COM[2404:6800:4008:c02::1a]:25, delay=1.5, delays=0.1/0.01/0.57/0.85, dsn=5.7.1, status=bounced (host ASPMX.L.GOOGLE.COM[2404:6800:4008:c02::1a] said: 550-5.7.1 [2401:2500:203:1:133:242:85:134] Our system has detected that this 550-5.7.1 message does not meet IPv6 sending guidelines regarding PTR records 550-5.7.1 and authentication. Please review 550-5.7.1  https://support.google.com/mail/?p=ipv6_authentication_error for more 550 5.7.1 information. y126si401298pfy.49 - gsmtp (in reply to end of DATA command))

一部を抜粋すると

Our system has detected that this 550-5.7.1 message does not meet IPv6 sending guidelines regarding PTR records 550-5.7.1 and authentication.
Please review 550-5.7.1  https://support.google.com/mail/?p=ipv6_authentication_error for more 550 5.7.1 information. y126si401298pfy.49 - gsmtp
(in reply to end of DATA command)

とあり、下記のURLを参照するように指示があります。
https://support.google.com/mail/?p=ipv6_authentication_error

IPv6 向けの追加のガイドライン

送信元 IP には PTR レコード(送信元 IP の逆引き DNS)が必要です。
また、PTR レコードで指定されているホスト名の DNS の正引き解決によって取得した IP と一致している必要があります。
そうでない場合は、メールに迷惑メールマークが付けられたり、メールが拒否されることがあります。
送信元ドメインは、SPF チェックまたは DKIM チェックにパスする必要があります。
そうでない場合は、メールに迷惑メールマークが付けられることがあります。

IPv6に対応していないサーバ環境の場合に発生することが分かります。

Postfixはデフォルトだと、ipv6とipv4の両方に対応していて、両方に対応している場合はipv6を優先するようになっています。

この設定をipv4のみに変更します。

# vi /etc/postfix/main.cf

inet_protocols = all
 ↓
inet_protocols = ipv4

main.cfを編集したら、Postfixを再起動して設定を反映させます。

# /etc/rc.d/init.d/postfix restart

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